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研磨布紙・研磨剤

研磨布・研磨紙

研磨布及び研磨紙は、基材となる紙や布に、砥粒を接着剤を用いて固定させた研磨工具です。
加工方法や加工箇所及びワーク材質に合わせて、選定致します。

研磨布

商品イメージ

シート形状の研磨布

研磨布
一般的に基材には綿布を使用します。
シート状の物は手作業に向いており、作業現場で広く使用されます。
研磨布に使用される砥粒は、主にC砥粒やA砥粒が使われますが、
近年では重研削用にセラミック砥粒やダイヤモンド砥粒の製品も
増えてきています。

(研磨布の特徴)
 基材の綿布には、平織と綾織の2種類の織り方があり、用途により
 使い分けられます。
平織
手で切ることはできますが、耐久性は綾織に比べ劣ります。
綾織
糸が交差する様に織られている為、手で切ることはできませんが、耐久性は平織より優れます。

研磨布の二次加工品

機械や作業に合わせて、研磨布に更に加工を加えたものを指します。

商品イメージ

ベルト形状

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ディスク形状

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フラップホイール

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スリット研磨論

研磨ベルト
短冊状にカットした研磨布の両端をフィルム接合することが主流で、輪っか状に
成形した製品です。
また、研磨ベルトには、金属用と木工用があり、各作業現場で広く使用されています。
金属用には、セラミック砥粒やダイヤモンド砥粒を使用した製品も増えてきており、
従来のC及びA砥粒と比較した場合、作業効率向上します。
金属及び木工用共、「レジンベルト」等と呼称されることもあります。
研磨ディスク
研磨布を小さく切り、ディスク上貼り付けた形状をしています。
この小さく切った研磨布を「羽」と呼び、枚数や貼り付け方により、特性に違いが出ます。
レジノイド砥石と比べると、高価になりますが研削能力に優れ、重量が比較的軽いです。
溶接のビート除去や黒皮の除去等、幅広く使われています。
フラップホイール
一定の大きさに切りそろえた研磨布を、放射線状に植えこんだ形状をしています。
この研磨布の植えこむ量(研磨布の密度)により、特性が異なります。

掲載しているスリット研磨輪は、
平面のバリ取り装置などによく使用されています。

主要取り扱いメーカー(50音順)

㈱イチグチ / ㈱カンダ / 三共理化学㈱ / 永塚工業㈱ /
日本レヂボン㈱(NCAブランド) / ベルスター研磨材工業㈱ / Mipox㈱ /
ミユキ産業㈱ / ㈱ムラコ / 柳瀬㈱ 他

研磨紙

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研磨紙シート

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研磨紙 ディスク形状

研磨紙は、基本的な構造は研磨布と変わりませんが、基材が紙となります。
研磨紙以外では、『サンドペーパー』や『紙ヤスリ』と呼称されることがあり、
金属用・木工用や湿式・乾式タイプに大別され、それぞれの使用用途に応じ、
ご提案致します。
研磨紙と呼ばれる物の中では、耐水ペーパーが広く使用されています。
この耐水ペーパーは、液体に浸けて使用するため、基材である紙を特殊加工し、
破れにくくなっています。

当社にて研磨布紙を多数在庫しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

研磨フィルム

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研磨フィルム ロール形状

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研磨フィルム ディスク形状

研磨フィルムは基材にフィルムを使用しており、より精密な研磨加工を行うのに適した製品となります。
スラリー研磨剤を使用して加工した際に生じる廃液がワーク(被加工物)によっては影響する事があり、代替品として開発された製品です。
基材の説明
フィルムは合成樹脂を200μm以下の厚さの膜状にしたものをフィルムと称する慣例がありますが、明確な定義はありません。
素材は主にPPやPETが使用されます。
研磨フィルムの形状、用途
ディスクタイプの製品も販売されていますがほとんどの場合はロール形状で機械にセットされ使用されています。
このような加工作業は名称としてテープ研磨と呼ばれます。

用途としては半導体デバイス、ガラス研磨、磁気ヘッド研磨やクランクヘッド、カムシャフトなどの精密な研磨が必要な場所に使われます。

主要取り扱いメーカー(50音順)

三共理化学㈱ / 永塚工業㈱ / 日本レヂボン㈱(NCAブランド) /
ベルスター研磨材工業㈱ / Mipox㈱ / 柳瀬㈱ 他

不織布

商品イメージ

不織布 シート形状

商品イメージ

不織布 ディスク形状

商品イメージ

ナイロン不織布 ディスク形状

不織布と研磨布の違い
不織布は文字通り織らずに糸を特殊な針を用いてシート状に成形した製品です。
織っていないため糸の構造が均一にならず織布よりもほつれにくく、通気性が高い特徴があります。

また、不織布を研磨剤にした場合には独特の弾性を持つので、均一な研磨がしやすいという特徴があります。

ナイロン不織布のように硬化一体成型される製品もあり、黒皮取りやビート除去などで使用されています。
不織布シート
主に手作業で使用されます。
不織布ディスク
機械研削で使用されます。
クロムメッキ等硬くて粘りがあり通常のオフセット砥石では使用しにくいところに最適です。

不織布ホイール

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不織布ホイール 巻き付け型

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不織布ホイール フラップ型

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不織布ホイール 積層型

不織布をホイール状に成型したもので成型の方法により3種類に分けられます。

成型方法の違いにより、研削力や加工時の面粗度が違いますので、選定の際はお問い合わせください。
巻き付け型
コアに不織布を巻き付け、ホイール状に固めたタイプです。
フラップ型
コアに不織布を放射状に植え込みホイール状にしたタイプです。
積層型
シート製品を積層圧着し、接着剤で固めたタイプです。

主要取り扱いメーカー(50音順)

三共理化学㈱ / ㈱シャイネックス / 永塚工業㈱ /
日本レヂボン㈱(NCAブランド) /
ベルスター研磨材工業㈱ / Mipox㈱ / ミユキ産業㈱ / 柳瀬㈱ 他

バフ研磨

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綿バフ

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研磨剤浸潤バフ

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バラバフ

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バイアスバフ 断面図

バフ研磨とは、素材表面を仕上げ加工するための研磨方法の1つで、表面が綺麗に仕上がるのが特徴です。
また、バフの素材や研磨材の種類を変えれば、仕上げを細かく調整が可能です。
表面の仕上がりの美しさを求めたい際、バフ研磨は最適です。
バフに使用される素材
綿、麻、ウール、スポンジ、フェルト等が代表的です。
素材やヒダの本数、縫い目の間隔など細かく調整が可能です。
処理バフ
バフに樹脂加工を施すことで寿命や馴染み性などを向上させた処理バフと呼ばれている製品です。
ビッグレッド処理 ピンク処理 バイオレット処理などの種類があり、処理によって硬さが変わります。

主要取り扱いメーカー(50音順)

有明鍍研材工業㈱ / ㈱オークラ羽布 / ㈱光陽社 /
(有)中央バフ製作所 他

バフ研磨剤

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青棒 (左側) 白棒(右側)

油脂材料に研磨成分を練りこんで棒状に加工したものです。
バフの表面に塗りつけて使用されることが多いです。
バフ研磨剤の種類
・赤棒(トリポリ)
 酸化ケイ素を主成分とするものが主流で、
 3種類の中では最も研磨力が高く
 粗~中仕上げや前工程に使用されます。
・白棒(アルミナ)
 酸化アルミニウムを主成分とする研磨材で研磨力は中間です。
 白棒と呼ばれる中でも更に細かく分類され最も選択肢が多く
 主に中仕上げ~最終仕上げに使用されます。
・青棒(酸化クロム)
 酸化クロムを主成分とする研磨材で研磨力は最も弱く
 その分、鏡面処理などの最終仕上げに使用されるので
 赤棒、白棒と組み合わせて使用されていることもあります。
・液体研磨材
 上記の固形研磨材を液状にしたタイプです。
 溶かす手間がなく、噴霧することもできますので便利です。

バフ研磨は布の素材、形状、研磨材の種類等、
検討すべき項目が多いので加工でお困りの方は、
一度当社へご相談ください。

主要取り扱いメーカー(50音順)

有明鍍研材工業㈱ / 上村工業㈱ / ㈱光陽社 他

バレル研磨材

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バレルメディア 三角型

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バレルメディア 円筒型

一般的には、『メディア』と呼ばれます。
メディアは主に酸化アルミナ等を用い、三角・斜円柱・球状等、様々な形状があります。また、大きさもワークに合わせて色々なサイズをご提案致します。

主要取り扱いメーカー(50音順)

宇治電化学工業㈱ / 新東工業㈱ / ㈱チップトン / ㈱TKX 他

ショットブラスト用投射材

商品イメージ

スチールショット

ブラスト処理とは、粒子状の無数のメディアを投射し
ワークに衝突させることで
表面の粗化、研削、研掃、サビ取り、洗浄、研磨などを行う
表面加工処理方法です。

当社ではお客様の工法や表面処理に合わせて
各メーカーの研削材、投射材の
取り扱いをしております。

また、ブラスト処理は研磨材を発射するノズルなどの
機械部品が磨耗してしまう方法です。
当社では耐磨耗性のある機械部品も取り扱っています。
耐磨耗部品

主要取り扱いメーカー(50音順)

昌弘貿易㈱ / ㈱ニッチュー / ㈱不二製作所 他

微粉研磨剤

商品イメージ

微粉研磨剤 WA

商品イメージ

微粉研磨剤 GC

*製品の画像はイメージです。
実際の荷姿が違う場合もございます。

ラッピング研磨
ラッピング研磨は、ラップ盤と呼ばれる装置を用います。
両面ラッピングでは、2枚の平坦の板(定盤)の間に製品を挟み、片面ラッピングでは定盤の上に製品を置き、砥粒を含んだ粉末研磨剤と製品を擦り合わせる加工方法です。
ポリッシング研磨
ポリッシング研磨はラッピング研磨と比較しても更に高い精度を誇る加工方法で、軟質なパッドやより微細な砥粒で磨き上げる加工です。

当社ではラッピング用のパウダー、ポリッシング用パウダーを含む、様々な砥粒のパウダーも取り扱っております。

ダイヤモンドスラリー

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ダイヤモンドスラリー

ダイヤモンドスラリーは、ダイヤモンド砥粒を水や油などの液体に混ぜたものです。
シリコンウェハー、宝石、光学レンズ、セラミック、ハードディスク、硬質合金のような硬質材料の研磨に幅広く応用されます。
ダイヤモンドのタイプにより、単結晶、多結晶と分かれます。

ダイヤモンドペースト

商品イメージ

ダイヤモンドペースト

ダイヤモンドペーストは、粘性のあるゲルや液体および固体に微細なダイヤモンドの粒子を均一に練りこんだ製品です。

一定の研磨力を保持した状態で研磨材として使用することができます。
また、ダイヤモンドペーストは、ペースト状であるため液体状の研磨材のように塗布後に研磨材が流れ落ちにくくなります。
ダイヤモンドペーストは油性と水性があり用途によって使い分けられます。

主要取り扱いメーカー(50音順)

旭ダイヤモンド工業㈱ / ㈱三啓 / スバル通商㈱ /
ハルツォク・ジャパン㈱ /㈱フジミインコーポレーテッド /
松見研磨剤㈱ /㈱マルトー / ㈱大和製砥所 他